他害行為などの重度知的障害児の問題行動は、こうやって改善した!

療育センターで最も重度知的障害児で重度自閉症と言われていた娘でした。危険を理解していない3才児までは、道路に急に飛び出すので、片時もつないだ手をはなせませんでした。安全な建物の中で手を放すと、またたくまに走って行き、どこに行ったか分からないことが度々ありました。だいたい行動パターンというのがわかってくると、スーパーで手を放すと、いつも決まってシャンプー売り場にいました。良い匂いが大好きで、シャンプーボトルに鼻を近づけてクンクンしているのです。(2017年1月17日の「工夫info!」より編集してここに移動させています)


 


そんな多動の3才児を、並ばせる訓練、座らせる訓練を外で始めます

ひとつは遊園地の乗り物で並ぶ訓練です。手をふりほどこうとジタバタする子の手は、油断すると振り払われてどこかに行ってしまいます。手のつなぎ方に工夫をして、護身術の手のつかみ方というか、うちの子の手の親指や、ほかの指を握るように持って、甲に自分の親指で抑えるように持ち、少しひねり気味にします。うちの子の手は手首から直角に水平になる感じ。ひねり気味に持ったうちの子が暴れると、手を下に引っ張ります。

地面に座らせるように下に引っ張ると、うちの子は手をふりほどけません。大人しくしていると、握った手はソフトで痛くありません。うちの子が暴れると、ひねり気味にソフトに握っていた手が、捻りあげられるようになり(うちの子が暴れるから)手が痛いのです。

大人しくしていると手が痛くない、暴れると手が痛いわけです。私的には親指と人差し指でうちの子の手の平をソフトに挟んでいるだけでさほど力は必要としません。力は下へと向かわせます。うちの子はその場から動けません。暴れると手首で直角になっている手が捻られる状態になるのです。

これは力を入れずに、相手の行動を制御する方法です。

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小さい子相手に関節技みたいなことしてと、ご批判はあるでしょうが。ここで並べる座れる訓練をしておかないと、のちのち困るのは娘なのです。そういう気持ちで手はゆるめませんでした。しかしはたから見て気づかれてはいないと思います。平然と毅然とにこやかな表情でセブンといましたから、気が付く人がいてもふざけてジャレあっている風にしか見えなかったと思います(笑)